マラスの塩(インカ天空塩)とは?ペルー・聖なる谷の天日塩とヒマラヤピンクソルトとの違い
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ペルー・アンデスの山あいに、太陽と大地の恵みだけで塩がつくられている場所があります。クスコ地方、ウルバンバの「聖なる谷(バジェ・サグラード)」近くにあるマラス村の塩田です。山肌に幾重にも連なる小さな棚田に、地下から湧き出す塩水がゆっくりと満たされ、強い陽射しを浴びて塩の結晶へと姿を変えていきます。この塩は「マラスの塩」「インカ天空塩」などと呼ばれ、産地の景観の美しさとともに知られるようになりました。
当店Divinaは、浄化用ハーブとして知られる「聖なる木」パロサントを中心に扱う専門店です。パロサントと同じペルーの大地から届くマラスの塩を、近日中に取り扱う予定です。この記事では、マラスの塩とはどのようなものか、よく比較されるヒマラヤピンクソルトとの違い、そして浄化・お清めの習慣への取り入れ方について、当店の視点からご紹介します。
マラスの塩とは — 標高3,000mの天空塩田
マラスの塩は、ペルー・クスコ地方のウルバンバ、「聖なる谷」と呼ばれる一帯に近いマラス村でつくられている塩です。標高約3,000mという高地の山肌に、数千枚ともいわれる小さな塩田(サリネラス・デ・マラス)が棚田状に広がっており、遠くから眺めると白やピンクのモザイクのような独特の景観をつくり出しています。
この塩田は、インカ帝国以前の時代から続くとされる伝統的な製法を今に伝えているといわれます。山の地下から湧き出す塩分を含んだ温泉水(かん水)を、無数に区切られた小さな棚田へと引き込み、アンデスの強い日差しと乾いた風によって水分をゆっくりと蒸発させることで、塩の結晶を得ています。機械に頼らず、地元の家族が代々塩田を受け継ぎながら、ひとつひとつ手作業で塩を採り集めているのも特徴です。
こうしてできあがるのは、ほんのりとしたピンク色から白色まで、ミネラルを含んだ天日塩です。まろやかな味わいを持つといわれ、ペルーの大地と太陽の恵みが凝縮された塩として親しまれています。
呼び名のバリエーション
マラス村の塩田で採れる塩は、流通の場面でさまざまな呼び方をされています。代表的なものは以下のとおりです。
- マラスの塩/マラス塩:産地であるマラス村の名前をそのまま冠した呼び方です。
- サル・デ・マラス(Sal de Maras):スペイン語で「マラスの塩」を意味し、現地での呼称に近い表記です。
- インカ天空塩:標高約3,000mの高地に広がる塩田の景観と、インカ帝国以前から続くとされる歴史にちなんだ呼び方です。
- ペルーピンクソルト:塩の色味からこう呼ばれることもあります。
呼び方は異なっていても、多くの場合はいずれも同じマラスの塩田で採れた塩を指しています。購入の際は、産地がペルー・マラスであることを目安に確認いただくと分かりやすいかもしれません。
ヒマラヤピンクソルトとの違い
マラスの塩はピンクがかった色味を持つことから、ヒマラヤピンクソルトと混同されることがあります。しかし、産地・製法・成り立ちのいずれも異なる別物です。
産地の違い:ペルー vs パキスタン
マラスの塩は、南米ペルー・クスコ地方のマラス村でつくられています。一方のヒマラヤピンクソルトは、主にパキスタンの岩塩鉱山から採掘されるもので、産地はまったく異なります。「ヒマラヤ」という名前がついていますが、実際の採掘地はヒマラヤ山脈そのものではなく、その近郊の鉱山であるとされています。
製法の違い:天日塩 vs 岩塩の採掘
マラスの塩は、地下から湧き出るかん水を棚田に引き込み、太陽の熱で蒸発させてつくる「天日塩」です。これに対してヒマラヤピンクソルトは、大昔の海水が地層の中で長い年月をかけて固まってできたとされる岩塩層から、鉱物として掘り出す「岩塩」です。同じ「塩」でも、できあがる過程はまったく異なります。
成り立ちの違い
マラスの塩は、現在も山の地下から湧き出す塩水と太陽の力によって、いまこの瞬間もつくられ続けている塩です。一方のヒマラヤピンクソルトは、地層の中に閉じ込められていた鉱物を掘り出すものです。なお、「アンデス岩塩」として流通している商品の多くはボリビア産の岩塩であり、これもマラスの塩とは別物としてご案内しています。
浄化・お清めの塩としてのマラスの塩
塩は、日本でも古くから清めや盛り塩など、場や人を清らかに整えるための素材として用いられてきました。こうした習慣は、あくまで慣習・信仰として受け継がれてきたものであり、科学的に効果が実証されているものではありませんが、生活の節目に取り入れている方は少なくありません。
ペルーの「聖なる谷」の名にふさわしい土地で、太陽と大地の力によって生まれるマラスの塩は、同じくペルー原産で「聖なる木」と呼ばれるパロサント(パロサントの効果・使い方はこちら、商品はこちら)と並べて、浄化の習慣に取り入れやすい存在といえます。
盛り塩として取り入れたい方は、盛り塩のやり方ガイドで具体的な方法をご紹介しています。塩の種類選びに迷う場合は盛り塩に使う塩の選び方、外出先でも清めの塩を取り入れたい場合は清め塩・持ち塩の使い方ガイドもあわせてご覧ください。
食用としての特徴
マラスの塩は、食用グレードとして流通しているものであれば、ミネラルを含んだまろやかな味わいの天日塩として、料理の仕上げ塩などにも用いられています。素材の味を引き立てる塩として、世界各国のシェフや料理愛好家からも注目されてきた塩です。
ただし当店Divinaでは、パロサントと同じく浄化・お清めの用途を中心にご提案しております。食用としてご利用を検討される場合は、食用表示のある商品かどうかを必ずご確認ください。
よくある質問
Q. ヒマラヤピンクソルトで代用できますか?
A. 盛り塩や清めの用途としては、ヒマラヤピンクソルトなど他の塩を使う慣習も広く見られ、代用しても差し支えないと考えられます。ただし前述のとおり、産地も製法も異なる別の塩ですので、産地にこだわりたい方はマラスの塩をお選びください。
Q. マラスの塩は食べられますか?
A. 食用グレードとして流通している商品であれば食用として利用可能です。当店の取り扱い予定商品の詳細は、入荷時に商品ページでご案内いたします。
Q. マラスの塩の入荷はいつですか?
A. 現在、近日入荷を予定しております。入荷時期の詳細が決まり次第、浄化アイテムのコレクションページでご案内いたしますので、ぜひチェックしてみてください。
まとめ
マラスの塩は、ペルー・クスコ地方の「聖なる谷」近く、標高約3,000mの塩田で、地元の人々の手によって代々受け継がれてきた天日塩です。ヒマラヤピンクソルトとはピンク色こそ似ていますが、産地も製法も異なる、ペルー生まれの希少な塩といえます。同じくペルー原産のパロサントとともに、浄化・お清めの習慣に取り入れてみてはいかがでしょうか。マラスの塩の入荷情報は、浄化アイテムのコレクションページで随時ご案内いたします。